ランボルギーニ・カウンタック(LP400・LP500S)
アウトモビリ・ランボルギーニ社は1963年にフェルッチオ・ランボルギーニが創立したスポーツカー専門の自動車製造会社です。
フェルッチオ・ランボルギーニは1916年4月28日にボローニアの北、チェント近郊のレナッツオの裕福な農家に生れました。
幼いころから機械に興味を持ち、軍放出トラックを改造したトラクターを売り初め、1949年にはトラクター製造会社であるランボルギーニトラットリーチ社を設立、実業家として成功しました。
その後、ボイラーと空調機の会社を作り、その3年後にアウトモビリ・ランボルギーニ社を設立します。
しかしカウンタックの量産適合化は極めて困難で、世界中を驚かせたLP500のボディは、量産車のためのクラッシュテストを受け現存しません。
結局生産されたのはLP400でした。
しかも、ランボルギーニ社の経営危機により市販車のLP400の登場は1974年となり、エンジンも従来の4リットルとなってしまったのです。
ランボルギーニ社はその後も経営危機になりますがこのクンタッシのみは生産を続け、1978年にはオーバーフェンダーを装備したLP400S、1982年には4.7リットルにスケールアップしたLP500S、1985年には5.2リットル4バルブで455psを発揮するLP5000クアトロバルボーレを生産しました。
1988年にはランボルギーニ社創立25周年限定モデル、アニバーサリーも出して、1990年の生産終了までに各モデル合計で約2000台が生産されました。
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