自動車 自賠責 保険
自動車の自賠責保険は、自動車利用者への責任の強化と強制保険制度の採用で、自動車事故などの被害者への経済的救済を目的として制定されました。
日本では、すべての車に「自賠責保険」(自動車損害賠償責任保険)への加入が義務付けられています。
そのため、「自賠責保険」は強制保険と呼ばれることがあります。
自賠責保険は加入が義務づけていますから、もし自賠責保険に未加入のまま走行すると厳しい罰則が待っています。
罰則があるからではなく、万が一の事故に備えて自賠責保険に入る必要があります。
また車検の際にもチェックがありますが、自賠責の証明書は常に携行し、保険期間を示す検査標章や保険標章は、必ず車体に貼っておかなけれは、その車を走らせることは出来ないという規定があります。
原動機付自転車など、車検がないバイクの場合にはナンバープレートに貼ってある四角いステッカーが自賠責の証明や期限をあらわしています。
自賠責保険の受付窓口は、揖保会社やJA(農協)そして全労災があります。
こういった強制保険制度である自賠責保険は、国民全体に影響をおよぼす社会保障の制度ともいわれています。
自動車をはじめバイクなどはなくてはならない生活必需品ともいえる現代社会においては、誰しもが自賠責保険のお世話になる可能性があるわけです。
国民全般のためのものといっても過言ではありません。
現代社会においてはなくては、ならない保険制度の一つといえます。
自動車側に若干の負担増をもたらす自賠責保険ですが、本法の目的である自動車事故の被害者の保護を図り、自動車運送の健全な発達に資するという点で考えると素晴らしい制度と言えます。
自賠責保険は被害者保護のためだけのものです。
自賠責保険の死亡補償は、最高で3,000万円であるのに対して、実際の賠償額は1億を超える場合もあります。
自賠責保険には、対物や車両等の補償もありません。
こうした場合に補償してくれるのは任意保険です。
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