フェラーリ・ベルリネッタボクサー(512BB)
フェラーリベルリネッタボクサーは1972年にトリノ・ショーで発表されました。
ライバルのランボルギーニ・カウンタックのデビューから半年後、最高速度302km/hを掲げて登場したのが、新しい12気筒のベルリネッタ、365GT4/BB。
実際には300km/hは出なかったらしい、これはカウンタックも同じでカタログ上での話。
「BB」はベルリネッタボクサーの略で、ベルリネッタはイタリヤ語でクーペを意味し、ボクサーは水平対向エンジンのピストンの動きがボクサーのパンチに似ていることからきている。
外観はピニンファリーナが担当し、風洞実験による空力特性を追求したウィッジシェイプボディに仕上がり、水平対向12気筒ミッドシップ、4390ccのエンジン搭載で当時世界一速い市販車だった。
トリプルチョーク・ウエーバー40IF3Cキャブレターを4基持ち、最大出力360ps/7500rpm最大トルク43kgm/4600rpm。
フェラーリベルリネッタボクサーのギアボックスは5速で、215/70VR15タイヤ、ディスクブレーキを装備。
チューブラーフレームには、4輪ウイッシュボーン・コイルが独立。
その後、1976年には5リッターのフェラーリ512BB、1981年にはフェラーリ512BBBiが発売されました。
フェラーリ512BBは12気筒水平対向5リッターエンジンを搭載した車で、512の「5」はエンジン排気量5リッターを、「12」は12気筒を表しています。
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