エンツォ・フェラーリ(フェラーリ創業者)
エンツォ・フェラーリ(Enzo Anselmo Ferrari , 1898年 - 1988年)は、イタリアの自動車会社フェラーリの創設者であり、またF1の名門スクーデリア・フェラーリのオーナーでもありました。
機械工場主の次男に生まれ、子供時代は、3つの夢を持っていたようです。
オペラ歌手、スポーツ記者、そしてレーサーでした。
その後は、アルファ・ロメオの販売代理店を始め、1929年にレース仲間と共同出資でスクーデリア・フェラーリを設立し、アルファ・ロメオのセミワークスチームとして活動するのですが、意見対立でアルファ・ロメオを去ります。
第二次大戦後、レーシングマシンを開発し、高級スポーツカーの販売も始めます。
1950年からF1に参戦し、古巣アルファ・ロメオを破りイタリア最強チームとなり、F1やル・マン24時間耐久レースなどの国際レースで輝かしい成績を残しています。
性格は、強権主義者で、カリスマ性があり、一方で、人心掌握の達人でありました。
1956年の息子ディーノの死により、公の場から姿を消し、1988年に腎不全で90歳の生涯を閉じました。
彼の死後、レース界への貢献が認められ、1994年に国際モータースポーツ殿堂入りし、2000年には、自動車殿堂にも選入されています。