日産・GT-R(R35型)
GT-R(R35型)は、スカイラインGT-Rの後継車種です。
スカイラインGT-Rといえば、日産のスポーツモデルの象徴でした。
その第1世代GT-Rから数えて、6代目となるのが、R35です。
R35型という車両型式は、先代のR34型のスカイラインGT-Rからの通し番号で、現行型のスカイライン「V36型」とは異なります。
先代のR34型まではスカイラインクーペが基本ベース。
それに、エンジンやサスペンションを強化していったチューニングカーという位置付けでした。
R35型では、車名から「スカイライン」が消滅。
車体やドライブトレインなど、すべてが新開発で、これまでと独立した車種となりました。
最新のGT-R史は、2001年の第35回東京モーターショーにはじまります。
2003年の、第37回東京モーターショーにおいて、「新型GT-R市販モデルの、2007年の発表と発売」が宣言されました。
実際に「GT-R PROTO」をが出品されたのは、2005年の、第39回東京モーターショー。
この時のプロトタイプは、エクステリアデザインのみ。
エンジンもトランスミッションは搭載されておらず、やや不満がのこるものでした。
走るGT-R車両がお目見えしたのは、2007年6月の、イギリスで行われたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード。
ヒルクライム・スーパーカークラスに、テスト車両が飛び入りで出走したのです。
9月26日、車名を「日産・GT-R」とすることが正式に発表されて、先行予約注文が開始されました。
ボディタイプは 2ドアクーペで、ハイブリッド車で、駆動方式は4WDとなっています。
すでに神話化してしまった、GT-R。
往年のファンには人気があるものの、現代の若い人に、人気が広がる可能性は薄いとの指摘も。
誰が乗っても、そこそこ速く走る車です。
しかし、本当にGT-Rを乗りこなせるのは、ごく一部の、限られた人間であるともいわれます。
奥が深い車ゆえ、どこまで、ファンを取り戻せるかが、今後の課題のようです。
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