シトロエン
シトロエンは、1919年にアンドレ・シトロエンによって創設されたフランスの自動車製造会社です。
第一次世界大戦中にダブルヘリカルギアの製造と大砲の弾丸の製造で財を成したアンドレ・シトロエンが、アメリカにおけるフォードのような自動車の大衆化を目指して創設しました。
1913年に創業したギヤ製造工場がその前身で、「ダブル・シェブロン」と呼ばれる山形が2つ重なった形のエンブレムは、当時生産していたシェブロンギヤ(やまば歯車)に由来しています。
1919年に発売されたシトロエン社最初の生産車タイプAという車は、ヨーロッパで大量生産方式によって製造された最初の自動車でもありました。
シトロエンは4輪ブレーキや、前輪駆動 (FF) などもいち早く開発、導入して、常に先進をイメージさせる車メーカーでした。
1955年には、金属バネを用いない空気バネとオイルを使った独自のサスペンション「ハイドロニューマチック」を取り入れた画期的なDSという車を発表して話題となるなど、常に先進をイメージさせる車メーカーでした。
1976年にプジョーの傘下に入ってプラットフォームやエンジンの共用化などが進んではいるものの、未だその独創性は健在で、独特の車作りを忘れてはいません。
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