ニュルブルクリンク・サーキット
ニュルブルクリンク・サーキットといえば、F1ヨーロッパGPの開催地としてよく知られていますが、その歴史は古く、1925年に第一次大戦後の不況対策公共事業として建設がスタートしました。
3000人もの人手を擁して1927年7月18日にオープンしましたが、ネット上では第一次世界大戦前にヒトラーが軍事目的で建設を進めたサーキットであるとの説を載せているサイトもあります。
ただし、その説の根拠は明らかではないようですね。
F1GPの数々のドラマを刻み込んだ名門のサーキットであるニュルブルクリンク・サーキットはドイツ北西部のライン川流域にあり、アイフェル地方のニュルブルグ城を中心とした丘陵地帯に造られたことからこのニュルブルクリンク・サーキットという名前が付けられました。
美しい古城として知られているニュルブルク城は緑豊かな森の中にあり、お城を中心として美しい景色が広がっています。
こののどかな景色にもかかわらず、北コースはその形状から危険性を指摘する声が益々高まり、1976年のレースをもって北コースにおけるF1GPの開催中止が決定されました。
しかし、中止前に行われた最後のGPで、フェラーリーに乗ったニキ・ウラダが大事故を起こし、ニュルブルクリンク・サーキット北コースの危険性が改めてメディアなどに大きく報道されたのは、何とも皮肉なことです。
その後幾度か改修が行われ、F1GPのサーキットとして返り咲きましたが、超難関コースで定評のニュルブルクリンク・サーキットは車の性能を試すにはもってこいの環境であるため、世界の自動車メーカーが開発車両のテスト走行に利用しています。
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