フォルクスワーゲン
フォルクスワーゲンは、ヒトラーとフェルディナント・ポルシェ博士による1930年代のドイツ国民車構想によって誕生した、ドイツ・ニーダーザクセン州のヴォルフスブルクに本社を置く自動車メーカーです。
正式名Volkswagen AG、およびその製品名のことを言い、略してVWとされ、そのままエンブレムになっています。
社名はそのまま国民車の意味で、世界中で愛されたフォルクスワーゲン代表モデル「タイプ1」、通称「ビートル」そのものを指す場合もあります。
このタイプ1(ビートル)は、1938年の発売以来アメリカをはじめ全世界に大量輸出され、貴重な外貨を獲得して西ドイツの戦後復興に大いに貢献しました。
2003年のメキシコ工場における生産終了に至るまでに2,152万台以上を生産された超ロングセラーモデルで、これは、4輪自動車におけるモデルチェンジなしでの1車種として世界最多記録となっています。
余りにも大きなビートルでの成功が後継モデル開発の妨げともなり、決定打を欠く低迷期が続いていたフォルクスワーゲンでしたが、1974年に、スペース効率に優れた前輪駆動のハッチバック車ゴルフを開発し、その実用性と機能性が受けてベストセラーとなりました。
以来ポロ、パサート、ニュービートルなど、その延長線上に各種の機能的な小型車を多数発売して、ヨーロッパを代表する大衆車メーカーとしての地位を確固たるものとしました。
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